Delight @ Keio SFC-RG
慶應義塾大学 SFC 中村合同研究会 Delight グループ
Delight グループは慶應義塾大学 SFC 中村合同研究会の非集中システムおよび分散システムをテーマとした研究グループです.インターネットの普及に伴い,サイバー空間中を流通する情報の信頼性に起因する問題が,極めて速い速度で顕在化しています.私たちは,慶應義塾大学 SFC 研究所データーアーキテクチャラボと連携しつつ,特にデーターアーキテクチャによる観点から,非集中システムおよび分散システムの諸課題の解決および多様な応用分野での研究活動に取り組んでいます.
随時新人募集中ですので,興味をお持ちの方は以下のボタンから案内をご覧ください.
主な研究テーマ:
非中央集権システム / 分散システム
- デジタル・アイデンティティ
- 検証可能なデータアーキテクチャ
- ネットワークアーキテクチャ
デジタル・アイデンティティ
デジタル・アイデンティティとは,実世界上の実体(エンティティ)に紐づく,サイバー空間中の情報の集合です.デジタル・アイデンティティに関連する技術は,サイバー空間とフィジカル空間の繋ぎ役として,とても重要な役割を担っています.Delight では「信頼」の観点から,デジタル・アイデンティティ基盤のアーキテクチャや自己主権型アイデンティティの実現可能性などについて,議論・研究活動を行っています.
検証可能なデータアーキテクチャ
私たちが普段,インターネットで発信・受信する情報に対する信頼性の確保は,デジタル文明の発展には欠かせません.特に,ある情報が記述されたデータに対し,その真正性を検証し,記述された情報について容易に処理可能であること(機械可読性)は重要な性質です.Delight では,W3C で標準化が進む Verifiable Credentials や Decentralized Identifier をに基づくデータモデルを応用したシステムアーキテクチャについて,研究活動を行っています.
ネットワークアーキテクチャ
デジタル・アイデンティティや検証可能なデータアーキテクチャを用いる際には,コンピュータやネットワークの知識が欠かせません.具体的には分散システム,ネットワークセキュリティ,通信プロトコルなどが挙げられます.Delight では,学生自身が実際に物理的な機械から研究向けのネットワークシステムを構築しているほか,ネットワーク内の仮想マシンで自分で作ったソフトウェアの動作確認や実験などが行えるような環境を構築・運用しており,ハードウェアとソフトウェアの両面の知識を得ることができます.
ニュース
弊グループ所属 阿部 涼介 特任助教が Asian Internet Engineering Conference (AINTEC) 2023 にて Best Paper Award を受賞
DelightはSFC Open Research Forum 2023に出展します
新グループ「Delight」発足のお知らせ:Kumo と Bcali は統合しました。
論文・発表 など
A Conceptual Model for Claim Validation Based on Cryptographically Signed Data
Mitigation of Seller and Buyer's Dilemma with Transaction History and Escrow
A System for Selective Disclosure of Information about a Patient with Intractable Disease
A new scheme combining zk Rollup on top of Optimistic Rollup to make transactions cheaper without compromising security
メンバー
教員
大学院生
学部生
お問い合わせ
慶應義塾大学 湘南藤沢藤沢キャンパス(SFC) デルタ北館